スマートフォンが登場して、パソコン音痴が問題にならなくなった。これは人類の大きな進歩だと思う。
スマホ登場以前は、パソコンを使ってインターネットに自由にアクセスするというのは一部の情報強者の特権のような側面が大きかったように思う。
ミクシィなどはいわゆる一般人でもガラケーから利用していたが、ガラケー用のWebサイトという物は自由度が低く開発者からしても厄介なものだった。
それが、TwitterやLINEの普及などによりここ日本でも爆発的に誰でも自在にネットの波をサーフィン出来るようになった。
スマホとパソコンで出来ることの差は、もはやクリエイティブなコンテンツ制作がスムーズに出来るかどうかくらいで、中間的存在であるタブレットも含めればそのコンテンツ制作すらモバイル端末から自由自在になりつつある。
その一方で、ネットの爆発的普及により失われたのは日陰者のようなオタク連中、いわゆる陰キャの集会所的役割だろう。
2ちゃんねる(5ちゃんねる)やニコニコ動画などの尖ったネットコミュニティですら、もはやニチャニチャと気持ち悪い陰湿な奴らが集まる場ではない。
ただこれは、見方によっては陽キャと陰キャの間にあったベルリンの壁が崩れたとも受け取れる。もうそこにボーダーラインはない。
これからの時代のネット社会はおそらくだが、ボーダーレス化された巨大なデジタルコンテンツ消費者層が商売においてますますのメインターゲットとなることだろう。